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【エルメス,シャネル,ルイヴィトンなどの高級ブランドも認めたその魅力とは・1】2018.04.04

 

 

 

 

【エルメス,シャネル,ルイヴィトンなどの高級ブランドも認めた魅力とは その1】

 

 

エルメス,シャネル,ルイヴィトン,プラダなど数え上げればキリが無いほどの高級ブランドも認めた Re-Bone でも製品化しているエキゾティックレザーの魅力とは?

 

先ずはその種類の豊富さと、それに準ずる表情の豊富さがあがってきます。

 

生息地も十人十色で、陸地に生息するもの、淡水や沼地に生息するもの、海水に生息するものなど、長いながい歴史の中で自然淘汰されながら、紡いできた生命の歴史の中で、それぞれが‘環境に適応すべく進化してきた歴史’そのものがレザーの表情となっています。

 

ですので、エキゾティックレザーの魅力とは、‘その皮革一枚一枚の表情にある’ といっても過言ではないと思います。

 

エキゾティックレザーの種類は非常に豊富で、オーストリッチやワニ革、蛇革や象やカバ革、シャーク、アザラシやアシカ、リザードなど多種多様の種類が在りその中でも幾種類も存在し、それぞれに皮革の性質や表情が異なります。

 

それぞれが個性的であり、それぞれがアートなのです。

 

 

【オーストリッチ、カイマンとメキシコクロコ(モレッティ)】

 

◆オーストリッチ

飛べない鳥として、現生鳥類の中で最大級の鳥であり、アフリカ大陸で固有の独自性をもって生息しています。

強靱な皮質で重厚さもあり、立体的な革の特性を活かして、高級品向け素材として幅広く使用されています。

 

◆ カイマン

パナマメガネカイマンは、メガネカイマンに比べ、骨質部が少なく柔らかいところから、比較的広い範囲の製品に用いられています。
また近年では、鞣し・仕上げの技術の向上により多様な仕上げも可能となり、ファッションに合わせた、ソフトなマット仕上げの革も生産され、腹部及び背部を活かしたハンドバッグ、小物類が多くつくられています。

日本では、脇腹(サイド)部分を、主に時計バンド用として使用しています。

 

◆クロコダイル

スモールクロコ、ナイルクロコ、ラージクロコ、シャムワニなどありますが、写真はメキシコクロコ(モレッティ)になります。

非常に気性が荒く傷が多いのと希少性からほとんど市場には出回っておりません。

 

 

 

【リングリザードとテジュー】

 

◆リングリザード

その名の通り斑紋が並んでいるところからそう呼ばれていますが、この斑紋を活かしたタイプと斑紋を除去し、仕上げたタイプのものがあります。

 

◆テジュー

腹部の長方形をした鱗が他のトカゲに見られない、美しさがあります。

アメリカのカウボーイブーツなどにも使用されています。

 

 

◆エレファント(象)ヒッポ(カバ)

両者は一見すると似ていますが、谷が深く凸凹がハッキリしているエレファントに対して、ヒッポは表面がビロード調になっているので表面の表情が違います。

またヒッポの特徴としては、とても傷が多いので、その傷も含めたデザインの製品化が求められます。

 

 

 

◆アザラシとアシカ(ケープシールとバッフィンシール(ハープシール))

アザラシとアシカも一見すると似ていますが、違いとしては大きさの違いと(アザラシの方が若干小さい)

表面の表情の違いですかね。

吟(表面)の表情が非常に細かく複雑なケープシール(アザラシ)に比べてアシカはハープシールと呼ばれる所以である竪琴のように縦の線がメインとなった表情をしています。

と、ここで懐かしいものを発見したので今回ご紹介させていただきます。

今から20年以上前に父から、自分なりに日本語に書き換えるようにと渡された紙です。

書かれているのは‘Appendix Ⅱ’

当時、輸出入許可を得れば商業取引が許されていた ‘CROCODYLIA’  ワニ ということになります。

細かく分けると、これだけの種類があるのですね。

*ただ実際のところは、ある程度似かよっているものもあるのですが。本当に厳密に分けるとこれくらいの種類になるということです。

ない頭を使って日本語に書き換えたものが下になります。

3番目のナイルクロコを書き忘れていますね。(Crocodylus Niloticus-Nilotic Crocodile)

あと、商業名:Siamese Crocodile 学名:Crocodylus siamensis のシャムワニもあります。

ラージスケールクロコやスモールクロコ(ポロサス、ソウルトウォーター)などご存じの方もいらっしゃるのではないでしょうか?

そういえば、‘クロコダイル・アカトス’ って書いちゃってますけど、実際はアクトスの方が正しいと思いますけど、今から10年以上前にアメリカから輸入した記憶があります。

非常に傷が多かった印象を覚えています。

その下に書いてある ‘モアレッティ’ が上の方の画像のカイマンの隣に映っているメキシコクロコ(モレッティ)です。

傷が多めで谷が深い、非常にデザインと職人を悩ませる素材です。(現在はあまり流通していないのではないでしょうか)

兎にも角にも、それぞれの生息地などから進化を遂げてきたエキゾティックレザーの生命の軌跡は、存在そのものがアートなのだな~・・・とそんなことを改めて感じました。

【ワニサイドとメキシコクロコ(モレッティ)】

将来的には、メキシコクロコ(モレッティ)を使ったバッグを数量限定で予定しています。

 

エルメス,シャネル,ルイヴィトンなどの高級ブランドも認めた魅力とは その2を見てみる