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【エルメス,シャネル,ルイヴィトンなどの高級ブランドも認めたその魅力とは・2】2018.04.05

 

 

 

 

【エルメス,シャネル,ルイヴィトンなどの高級ブランドも認めた魅力とは その2】

 

 

エルメス,シャネル,ルイヴィトン,プラダなど数え上げればキリが無いほどの高級ブランドも認めた Re-Bone でも製品化しているエキゾティックレザーの魅力とは?

 

先ずはその種類の豊富さと、それに準ずる表情の豊富さがあがってきます。

 

生息地も十人十色で、陸地に生息するもの、淡水や沼地に生息するもの、海水に生息するものなど、長いながい歴史の中で自然淘汰されながら、紡いできた生命の歴史の中で、それぞれが‘環境に適応すべく進化してきた歴史’そのものがレザーの表情となっています。

 

ですので、エキゾティックレザーの魅力とは、‘その皮革一枚一枚の表情にある’ といっても過言ではないと思います。

 

エキゾティックレザーの種類は非常に豊富で、オーストリッチやワニ革、蛇革や象やカバ革、シャーク、アザラシやアシカ、リザードなど多種多様の種類が在りその中でも幾種類も存在し、それぞれに皮革の性質や表情が異なります。

 

それぞれが個性的であり、それぞれがアートなのです。

 

 

 

◆エキゾティックレザーの魅力2【ブリーチとアンブリーチ グレージングとマット F/CとB/C】

 

例えばダイヤモンドパイソンには、その名の由来であるダイヤモンドを連想させる天然の柄をもっています。

その柄を活かして仕上げたものがアンブリーチとなり、天然の柄を抜いたものがブリーチとなります。

 

*染色前の原皮から鞣しの工程で振り分けられます。

 

 

【天然の柄を活かしたアンブリーチ・グレージング仕上げF/Cのナチュラル(白/黒)と色物の画像】

 

また、ダイヤモンドパイソンの場合、グレージング仕上げにはウロコがめくれない様にウロコどめにするか、天然のウロコの形状を活かした仕上げにするかも決定します。

(グレージングの摩擦によって革が硬化するために、引っ掛かりを気にする場合はウロコがめくれないようします)

 

マット仕上げの場合は、とても柔らかくなる為に引っ掛かる事もないので、ウロコの形状を活かした仕上げなります。

 

 

【ダイヤモンドパイソンマット仕上げの画像】

 

*左からB/Cマット黒、ブリーチしたF/Cマットグリーン、アンブリーチのF/Cマットグリーン

 

 

■天然の柄をブリーチするのか、しないのか

 

■グレージング仕上げなのか、マット仕上げなのか

 

■F/Cなのか、B/Cなのか

 

それぞれに違った表情を楽しめるのも、エキゾティックレザーの魅力といえるのではないでしょうか。

 

 

 そこから更に2次加工、3次加工へとその表情は広がっていきます。

 

 【いろいろな仕上げのダイヤモンドパイソンの画像】

 

◆上の画像のF/Cグリーンの隣にある2枚は、黒マットB/Cパイソンにゴールドパンチとピンクパンチの2次加工を施したものになります。

 

その奥の茶色いのは、マットB/Cの吟スリ(表面を軽く擦った仕上げ)2次加工

 

その隣がF/C銀箔と、アンブリーチのマットB/C茶にホワイトパールの二次加工を施したもの

 

一番奥がF/Cアンブリーチの黄色に染色した上から金箔加工を施したものになります。

 

 

 

◆ダイヤモンドパイソンB/Cマット仕上げ“マーブルトゥワイス/Marble Twice”

薄い色で染色した後、別色でランダムに染め上げた、天然の柄とのコントラストがマーブル“大理石”を連想させる一品です。

 

 

長財布/レディースタイプ ゴールド迷彩&ブラックパイソン】 

 

金箔パイソンの表面を擦って、その上から迷彩柄をのせた4次加工のダイヤモンドパイソンをアウターに一枚革で使用した長財布の画像ですが金箔迷彩柄のダイヤモンドパイソンなんて珍しいのではないですかね?

 

でも、これをもう一回更に擦ってみると又、全然違った表情を魅せてくれます。

 

 

長財布/レディースタイプ ‘寿’(ゴールドパイソン迷彩吟スリ無双)

 

上の画像がゴールド金箔から更にもう一度擦って、5次加工を施したものになります。

 

表面には天然の柄が顔をだして、革の谷(凹)の部分に金箔が残っているのが画像で確認できると思います。

 

 

エキゾティックレザーには凸凹があるものも少なくないので、それぞれの特性や特徴を生かしたデザインや2次加工~のものまで最近は増えてきています。

 

 

 

上の画像はハープシール、若しくはバッフィンシールと呼ばれている、所謂‘アザラシ’黒の吟スリ加工です。

このままで十分過ぎる程に魅力的なのですが試しに、更に加工を加えたものをご紹介させていただきます。

 

 

◇グリーンブルーパールのアタマハリ加工です。

上の黒マット吟スリ加工とは、また違った雰囲気がお分かりいただけるかと思います。

 

 

◇上の画像2枚は、黒マット吟スリ加工の上からの箔押し加工したものです。

黒マット吟スリ加工の面影は全くなくなってしまいましたが、見る角度によって表情が変わる近未来的なレザーの表現方法なのかな?と思います。

 

エキゾティックレザー(エキゾチックレザー)の魅力のひとつ、その凸凹による表情の違いがおわかりいただけると思います。

牛革などにリザードやクロコ、パイソンなどの型押し加工したものとの違いは、本物を知っている方にはご理解いただけるかと存じます。

もしも本物のエキゾティックレザーに触れられる機会などございましたら、実際に手に取って見ていただくことをお勧め致します。

最後に4枚の仕上げを一枚の写真で見比べてみたいと思います。

 

 

いかがでしたか?エキゾチックレザーの魅力のご紹介、その2でした。

 

また何か面白い素材や情報など見つかりましたらご紹介させていただきたいと思います。

 

最後までお付き合い下さって有り難うございました。

 

エルメス,シャネル,ルイヴィトンなどの高級ブランドも認めた魅力とは その1を見てみる