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【Re-Bone Wallet/特許出願編ー5“特許出願”<背中を押してくれたひと>】

 

【Re-Bone Wallet /特許出願編ー5“特許出願”<背中を押してくれたひと>】

 

【特許出願】<背中を押してくれたひと>

 

【商標登録出願】を無事に済ませて、再び【特許出願】のための書類製作に取り組み始めました。

 

同時に、Re-Bone Wallet/着脱財布・リボーンウォレットのプロトタイプ製作の為のファスナーなども注文していたのですが、事情を聴いたファスナー屋さんの社長様が、通常10本以上まとまらないと値引きして貰えないのですが、値引きしていただけた事もとても有り難かったです。

 

同時進行で、何の知識もなかった自分がパソコン教室へ通って “html” から教わってホームページ制作をしていたのもこの頃でした。

(最終的には当時のホームページは閉鎖して現在のページに移行することとなるのですが、決してムダではなかったと思っています。)

 

 

兎にも角にも特許願のための書類を持って弁理士会館へ通っては訂正、書き足しの日々が続きます。

 

 

 

当時の自分は ‘国際特許’ も視野に入れていたのでお会いした弁理士の方に、その旨質問させていただいたのですが、そちらの答えはいずれも‘ノー’ でした。

 

理由は、先ず莫大な出願料が掛かること。(一つの国に対して100~数百万の手数料がかかるので数か国で出願するだけも大変な額になるからです)

 

第二に仮に特許取得出来たとしても誰が特許権の侵害のチェックするの?といったところでした。

 

確かに今の自分では夢物語だな….そんな風に思って日本では何としても取得できるように頑張ろう!と誓いました。

 

 

そんな中でお会いした弁理士の方から、プロとしての考え方の片鱗などにも触れさせていただいたりしたことも自分の財産になっていきました。

 

 

 

 

例えば “抑止力としての特許出願”  ‘審査請求をあえてしない’ などのアドバイスをいただいたりもしました。

 

特許を取れる可能性が低かったとしても、とりあえず特許出願をする事によって、同業他社が特許を取得出来た時の特許権の侵害を嫌って似たような商品開発を抑制させる…というものです。

 

また、早期に審査請求などをして拒絶されてしまうと抑止力の期間が短くなってしまうので、あえて審査請求までの期間を長くする(或いは審査請求をしない)など。

特許出願ひとつとっても様々なアプローチの仕方があるのだなぁ…と勉強させていただきました。

 

特許ではない実用新案の提案などもしていただきましたが、自分は最初から “特許で勝負する” と決めていたので、その点についてはブレることはありませんでした。

 

 

ある弁理士の方から『非常に面白いと思うから商品化されたら購入させてもらうよ』などと言っていただいたことが自信にも成りましたし発奮材料となって頑張り続けることができました。

 

気が付いたら2014年も暮れに差し掛かっていたので、2014年に特許出願を急ぐ気持ちと‘やり直しがきかないのだから本当にこれで大丈夫なのだろうか?….’ そんな気持ちが入り混じる中で時間だけが過ぎ去っていきました。

 

 

 

そして年が明けて2015年になっていました。

 

このままズルズルと時間が過ぎていって同じものを誰かが出願する可能性だってゼロではないんだから早く出願に行かないと….そんな気持ちとは裏腹に ‘本当にこれで大丈夫なんだろうか?’  という葛藤。

 

『どこかで線引きをしないと』

 

もうこれで大丈夫だと自身が持てたら来週にもう一度書類に目を通して出願に行こう!

そう決心して最後のつもりで弁理士会館を訪れました。

 

 

しかしその日に限って待合室には順番待ちの人でいっぱいで、弁理士の方から意見を仰ぐことが出来ませんでした。

 

しょうがないから、特許庁の職員様のご意見を伺って帰ろう。そう思って久しぶりに特許庁を訪れました。

 

特許庁の職員の方の何人かは顔見知りになっていたのですが、その日にお会いした職員の方は、その日に初めてお会いした方でした。

 

特許願を見ていただいてご意見を賜ろうと思っていたのですが、その方が特許願に一通り目を通した後にひと言『今日出願していきなさい。』

 

『えっ!?』と思った矢先、『一日でも早く出願したもの勝ちなのだから一日でも早い方が良い。だから今日出願していきなさい』と。

 

 

その日に出願するつもりではなかったので捺印していなかったのですが、特許庁近くのビル群で印鑑を売っていたと思うから、そこで購入して捺印して出願するか、時間が間に合わなかったら郵送でもよいから本日中に発送しなさいよ、とにかく一日でも早く行動に移しなさい…と仰られた言葉に背中を押されるように印鑑を買いに走っていました。

 

時間はもう4時半を回っていて ‘もしかしたら間に合わないかも’ そう思いながらも必死で走り回って印鑑を無事に購入して捺印。

 

一階の窓口で収入印紙を購入して貼り付けて出願窓口へ、窓口の方が『あぁ、今日は特許なんだね』と一言。

奇しくも商標登録の出願時にお相手してくださったときと同じ方だったのです。

 

無事に特許出願を済ませたときは、すでに5時になろうとしていました。

 

今日もしも弁理士会館で接見できていたら…もしも特許庁の職員の方に背中を押されていなかったら、今日特許を出願することはなかったんだなぁ・・・自分は本当に人に恵まれているんだな。

 

そんなことを考えながら、今まで出会った全ての方々への感謝を想いながら帰りました。

 

2015年1月16日(金曜日)のことでした。

 

つづく

 

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◆特許出願料

15000円(現在は14000円のようですが、たしか当時はこの金額だったと記憶しています。)

 

 

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Re-Bone Wallet が出来上がるまで

 

 

【Re-Bone Wallet /特許出願編ー4“弁理士会館と商標登録”<一期一会>】

 

 

【Re-Bone Wallet /特許出願編ー4“弁理士会館と商標登録”<一期一会>】

 

【弁理士会館と商標登録】<一期一会>

 

特許庁を尋ねて最初の一歩を踏み出して、二度目の訪問の時に職員様からご紹介いただいた、特許庁からほど近いところに在る<発明協会(発明会館)>へ通いながら、特許願の初稿が固まりつつあった頃に再び特許庁の職員の方から紹介していただいた特許庁から徒歩数分のところにある【弁理士会館】。

 

いよいよ特許取得の為のプロフェッショナルである弁理士様を訪れることになりました。

(発明協会は弁理士以外に弁護士などの特許情報に対して詳しい方がいらっしゃいます。)

 

できるだけ恥をかかぬ様にと、何度も書類の見直しや訂正などを繰り返して作成した書類を手に、いよいよ【弁理士会館】へ。

 

弁理士会館(日本弁理士会)

〒100-0013 東京都千代田区霞が関3-4-2

03-3519-2707 

◆特許、実用新案、意匠、商標などの知的財産権などについてひとり一時間の無料相談ができます。

 

 

 

 

*弁理士会館出口をでて右を向いて撮った写真です。

坂を下って行けば、右側が特許庁です。

(虎の門の駅を出てエスカレーター(階段)を上って虎の門のビルの中を通って反対側に出ると目の前に見えます)

 

この時もやはり自分の一番の心配は “特許として足りるか?” でした。

専門の弁理士の方からの正直なご意見を賜りたいというのが一番の願いでもありました。

 

この後、何度も何度も通う事になるわけですが、この【弁理士会館】に通うことによって本当に自分の未熟さを思い知らされると共に(基本的に)二度とお逢いすることのない弁理士の方々へ、言葉では足りぬほどにお世話になることとなります。

 

この【弁理士会館】ですが、たしか電話予約などは出来なかったと記憶しています。

一階の扉をあけて受付けへ行って訪問票に訪問目的などを記入して順番を待ちます。

毎日二名程の弁理士様がいらっしゃっていて、順番がくるとお声を掛けていただけます。

 

 

基本的には一人一時間(30分だったかもしれません)の時間をいただいて弁理士様と質疑応答をさせていただけますし、もしもお願いしたい弁理士様が見つかったら、委託のご相談なども出来ると思いますが、自分はあくまで専門家からの貴重なご意見を伺いたいが故の訪問でしたが、この弁理士会館でお会いした弁理士の方々一人ひとりとの貴重な時間が自分の原動力となっていきました。

 

■最終受付が3時半か4時頃だったと思いますが、出来るだけもっと早い時間(2時半とか)に訪問した方が良いです。というのもひとり一時間の持ち時間ですが、自分の時は後に控えている人がいないときなどは時間を過ぎてもお相手していただけましたし、最長で2時間半お相手してくださった方もいらっしゃいました。少なくとも多少の時間の融通がきくことが大半だったからです。

現在ではどうかわかりませんが2014年当時は、そのような感じで接見していただけた事が本当に有り難かったです。

 

 

 

 

 

一日一回、弁理士会館を訪ねては作成した書類を通して弁理士からみたプロのご意見を伺いながら、それぞれ指摘された箇所を訂正して、言い回しを変えたりしながら書類作成を続けていきました。

 

それこそ人によっては、自分の作成した特許願を、『どれ、見せてごらん』と言って手に取られて、『これ、添削しても良い?』と『本当はこんなことタダじゃしないんだよ、我々はこれでお金稼いでいるんだから・・・』といいながら添削していただいたことも、一度や二度ではありませんでした。

 

毎回毎回、同じ弁理士の方とお会いすることがなかったので、ある日ある弁理士の方にその旨を質問すると、昔は一年に数回位来ることがあったが今は弁理士の人数が増えたからなのか、一年に一度くらいしかここに来ることはない。 とのことでした。

 

それを聞いて尚のこと “一期一会” を大切に感謝しながら前進して行こう!と褌を締め直した気持ちに成りました。

 

そんな中で、自分の一番心配していた ‘特許として足りるか?’ ですが、その時にお会いした弁理士の方のほとんど全ての方が『特許申請の要件は満たしているし、同じものが今までなかったとしたら取れるでしょう』とのことだったので尚更、夢と希望をいただいた気持ちで頑張れました。(正直、それでも心の中は不安でいっぱいでしたが何とか奮起する材料に代えていました。)

 

この時も言われたのが、“以前の特許申請の記録を徹底的に調べ上げるように” でした。

 

 

 

 

そんな中で何人かの弁理士の方に【商標登録】も取っといた方が良いよ。と言われていたので ‘良し!とりあえず出来ることは今やろう!’ そう思って【商標登録願】にもチャレンジしました。

 

【商標登録願について】

事前の下調べと、指定商品(指定役務)の区分などを調べたりなどがありますが、それほど難しい知識は必要ないのでご自分でされても出来ると思いますし、わからないことがあったら特許庁に電話して問い合わせれば教えてくれます。

ただ商標登録に関しては、安く請け負ってくれる弁理士様もいらっしゃるようなので時間削減の為に委託してもよいかもしれません。

 

◆商標登録出願料

商標登録出願   3,400円 +( 区分数X8,600円 )

 

 

 

特許庁の指定商品(指定役務)についての注意点

 

商標登録願の願書、申請書の作成方法

 

そんなこんなで、【特許願】の前に【登録商標願】を提出してきました。

 

2014年10月31日のことでした。

 

 

つづく

 

 

 

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Re-Bone Wallet が出来あがるまで

 

 

 

 

 

【Re-Bone Wallet/特許出願編ー3“模倣から始める”<先人たちの礎>】

 

 

 

【Re-Bone Wallet/特許出願編ー3“模倣から始める”<先人たちの礎>】

 

【模倣から始める】<先人たちの礎>

 

ほんの小さな一歩から始まって特許庁の門をくぐり、右も左も分からなかった自分に対して優しく手ほどきをして下さった特許庁の職員の方からご紹介いただいた<発明推進協会>(発明会館)そこでも素人丸出しだった自分に対して真摯に相談に乗っていただいたお蔭で、

 

『良し!自分で行ける所まで頑張ってみよう!』

と心に誓って【特許願】の書類を自分で作成することとしました。

 

2014年9月頃のことでした。

 

特許庁の職員の方から『頑張って下さい!』と言っていただいた特許関連の書類の数々・・・・特に冊子に関しては数百ページに及ぶので、それら全てに目を通している時間もなかったので、最短ルートで書類を作成するために “模倣から始める” こととしました。

 

 

特許情報プラットフォームで、過去の特許情報などは調べることができるので、そこで何件もの案件を見ていて感じたのは、‘全ての案件が全く同じ書き方をしていない’ ということでした。

 

特許情報プラットフォーム

 

もちろん絶対に外してはいけない部分もあるのですが、それ以外の部分では割合と自由がきくと思ったので、過去に自分と似たような出願をされている方々が提出した特許願をいくつか抜粋して、自分が書きたい形式に近いものをお手本として書類作成を始めました。

 

 

特許願の手引き冊子を見ながら、(たしか特許庁のホームページにも特許願のひな形があったようにも記憶しています)過去の方々の特許願なども参考にしながら書類の作成を続けていきました。

 

ご自分で作成される方の参考になればと思うので、だいたいの骨組みをご紹介します。

 


 

【書類名】一枚目は特許願 二枚目は明細書

【発明の名称】*特許書類では全て発明という言い方をします。

【技術分野】何に関するものなのか記載

【背景技術】自分の発明と対比する為に、過去の特許文献に関するものを記載(出来るだけ肯定的な言い方をした方が良い)

【先行技術文献】

【特許文献】背景技術でふれた特許文献の特許公開の番号を(メモしておいて)それぞれ記載。

【発明の概要】

【発明が解決しようとする課題】先行技術文献を引き合いに出して、本発明の新規性を記載する。

【0005】*技術分野以降それぞれ見出しの下に【】内に0001から連番で段落ごとに記載する。自分の場合はここで0005でした。

【課題を解決するための手段】*出来得る限り、考えられる全てのものをできるだけ沢山記載すること。

【発明の効果】*こちらもアピールポイントなので出来るだけ多くの情報を記載すると良い。

【図面の簡単な説明】添付する図面をそれぞれ簡単に説明。

【発明を実施するための形態】*ここでも、その形状を考えられる全ての形態で記載することをお勧めします。

【産業上の利用可能性】産業上の利用可能性を記載

【符号の説明】図面に記載した符号の説明

 

◆【書類名】特許請求の範囲

◆◆特許の心臓部で、ここに記載されていることが “特許そのもの” です。

 

◆◆特許請求の範囲で記載されていることは、発明の課題や手段、効果や形態で述べられていないものは無効になります。ですので特許請求の範囲よりも多くの情報を記載しておかなければなりません。

 

◆◆◆特許願において(審査に入ってしまうと)多く記載した情報を縮小することはできますが、広げることはできません。ですので最初は出来るだけ大きくその権利を広げておいた方が良いですが、広げ過ぎて過去の案件と被ってしまってもいけないので、この辺がとても難しいところです。

 

【書類名】要約書

【要約】

【課題】要約した課題を記載

【解決手段】要約した解決手段を記載

【選択図】代表的な図を一枚選択

 


 

大体の特許願の骨組みとしては、こんな感じです。

 

 

【特許願の作成時のポイント】

ポイントとしては、とにかく考えられること(頭に浮かんだアイディア)を一つでも多く書き留めることです。

【発明が解決しようとする課題】【課題を解決するための手段】【発明を実施するための形態】の部分で書洩らしがないように、何度も何度も練り直し、書き直したり書き足したりして納得のいくように(後悔しないように)すると良いと思います。

 

ただ、何よりも重要事項は、特許出願は同じ案件であれば一秒でも早くに提出した者勝ちなのでスピードも大切です。

細かい補正などは後からでも出来るので、ある程度考えられるアイディアを書き記したなら<発明協会>(発明会館)なり<特許庁>なり<弁理士>なりを訪れて専門家の意見を聞きながら書類を仕上げて一日も早く提出されることをお勧め致します。

 

 

詳細は特許庁のホームページで調べることができますので、ご自分でチャレンジされる方は頑張って下さい!

特許庁ホームページ

 

 

 

さて、そんな模倣から始めた特許願の作成ですが、その後も何度も発明協会(発明会館)へ通い続けて自分の作成した書類に対してお褒めいただいたり、叱咤されたりなど一喜一憂する日々が続きました。

 

 

そしてある日、特許庁の職員に方の意見も伺いたいと思って特許庁を訪れますが、その時の職員の方から『特許願として少しずつ固まりつつあるので、専門家である弁理士さんの意見を聞いてはどうか?』そう言われて紹介していただいたのが、特許庁からほど近いところにある【弁理士会館】でした。

 

その【弁理士会館】に何十回となく通い詰めていくうちに<運命的な出逢い>をさせていただく事になろうとは、このときは夢にも思いませんでした。

 

 

つづく

 

 

 

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弁理士会館(日本弁理士会)

〒100-0013 東京都千代田区霞が関3-4-2

03-3519-2707

 

 

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Re-Bone Wallet が出来上がるまで

 

 

 

【Re-Bone Wallet /特許出願編ー2“発明協会(会館)”<続けることによってひらけてくる道もある>】

 

 

 

 

【Re-Bone Wallet /特許出願編ー2“発明協会(会館)”<続けることによってひらけてくる道もある>】

 

【発明協会(会館)】<続けることによってひらけてくる道もある>

 

ひょんな自分の思いつきが、はたして ‘初めてのものなのか’ を知りたくて特許庁へ出向いていったド素人の自分に対して親切丁寧な対応で接して下さった特許庁でしたが、その時に接見して下さった職員の方に教えていただいたのが<発明協会>(発明会館)でした。

 

先日は5時を過ぎてしまったので断念したのですが、実はこの<発明協会>(発明会館)ですが、特許庁のすぐ近くにあるのです。

 

職員の方が、とりあえず<発明協会(発明会館)>へ行って相談してみてはどうか?と仰っていたので、もう一度特許庁へ行って似たような特許申請のものが存在しないか調べて<発明協会(発明会館)>へと向かいました。

 

そこでは、曜日によって違いますが弁護士さんや弁理士さんがいらっしゃって、私のような素人に分かりやすく特許や実用新案、意匠や商標などについて教えてくれますし、特許申請の為の手助け(アドバイスや助言等)をしていただけます。

やはりこちらも5時くらいまでなのと、混み合っている時などは接見できない可能性があるので時間に余裕をもって訪問されることをお勧め致します。

一人あたり30分~1時間くらいの時間をいただけたように記憶しております。

 

 

そんな<発明協会>(発明会館)ですが行ってみて、素直な感想は『行って良かった』です。

 

自分が一番知りたかったことは、“特許申請するに足るか?” だったのですが非常に好感触だったわけです。

行く前は不安だらけで、一笑に付されたらどうしよう?・・・と思っていたのですが、思い切って行ってみて本当に良かったです。

 

 

ただ、そこでも念を押して言われたのが、“以前に同じようなものが発表されていないか徹底的に調べるように” でした。

 

同じものが発表(申請)されていなければ、特許を取得できる可能性はあると思うので特許申請書類を作成して持ってきなさいと言われて喜び勇んだ帰り道を覚えています。

 

 

【全国にある発明協会(連携機関)】

皆さまの中で、もしも思いついたアイディアや発想などがあったら自分の胸の中にしまっておかないで、思い切って電話などでもよいので相談されることをお勧め致します。

 

最初からあきらめないで、やれることをやり続けることによって開けてくる道もあります。

今回の件に関して様々な方々と出会い、関わらせていただいたお蔭で少しずつ道が開けてきましたし、自分ひとりだけでは到底歩き続けることはできませんでした。

 

勇気を持って一歩踏み出すキッカケになれば、嬉しく思います。

 

 

特許庁の所在地は東京ですが、発明会館は日本全国に発明協会(連携機関)として存在しております。

 

 

つづく

 

 

 

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発明協会(会館)へのアクセス

一般社団法人発明推進協会〒105-0001 港区虎ノ門2-9-14 発明会館

 

地域の発明協会(連携機関一覧)

 

*こちらのビルで一階の入り口を入って訪問票に記帳して順番がくると、特許などの知的財産権についての無料相談ができます。

 

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Re-Bone Wallet が出来上がるまで

【Re-Bone Wallet /特許出願編ー1“始動”<最初の一歩>】

【Re-Bone Wallet /特許出願編ー1“始動”<最初の一歩>】

 

【始動】<最初の一歩>

 

今回はエキゾティック(エキゾチック)レザーを使った新しいデザインのお財布、大切な誰かとそのデザインを共有することができる,Re-Bone Wallet/着脱財布・リボーンウォレットの着想から製品開発と同時進行していた、初めての特許庁訪問をきっかけとした、発明協会への訪問や、弁理士会館への相談など、特許出願時の注意点や書類作成のコツなども含めた体験記として書き綴ってみたいと思います。

 

 

【はじめに】

もしかしたら、皆さまの中にも『面白いこと(もの)思いついたんだけど、これってまだ見たこともないんだけど特許取れるのかな~?』などと思われている方がいらっしゃったら、そんな疑問へのヒントになれば幸いです。

 

 

ただ本音をいうと、金銭的に余裕があるならば、弁理士さんに委託することをお勧めします。

特許の申請書類などにはとても重要な部分、特許の権利そのものである【請求項】があって、その請求項で謳う事柄は明細書に網羅されていなければならず、その辺りの書き方や着想が大変だからです。

 

私の場合は特許出願、商標登録などは自分で行ってきましたが、上記請求項の部分と特許申請後の拒絶理由に対しての補正案や意見書などの作成においては、素人では難しい部分もあるのだと実感しました。

 

ただ、最初から弁理士さんにお願いするとなるとその費用もかなりの額になりますので、出来るだけ出費を抑えたい方はご自分でできる所までチャレンジしてみるのもありかと思います。

 

 

 

【何かを思いついたら】

何か面白いもの(こと)などを思いついて、『これってまだ見たこともないし、世の中で初めての発明(発見)かも?!』『特許取れるかも!?』・そんなことがあったら、先ず初めにしなければならないことは、以前に同じものが存在したかどうかを調べることです。

 

自分の場合は全くの素人で何の知識もなかったので、直接特許庁へ出向いて行きました。

特許庁は、そんなド素人の自分に対しても非常に優しく親切丁寧にご教授下さりました。

 

虎の門駅から徒歩で5分くらいのところにある特許庁へ行って入口で訪問目的などを記入し、持ち物検査などを受けて入門カードを受け取って特許庁のゲートをくぐり、右側の階段を上って2階へと上がります。

2階へ上がると右側の産業財産権相談窓口(相談部)で特許や商標、実用新案などの知的財産にまつわる質問などを受付けているので、そちらで相談にのってもらえます。

 

窓口の対面にはパソコンがズラッと数十台並んでいて、そこで特許や実用新案、意匠や商標などの調べものができるようになっていますが、たしか特許庁自体が五時頃には閉まってしまったと思うので、訪問される場合は時間に余裕をもっていかれると良いと思います。

 

パソコンはおいてあるものの、何をどうやって調べればよいのか困って、パソコンルームに常駐されている職員さんにお声をかけたところ、その職員さんが幾つかのワードなどで検索して調べてくださいました。

 

そして、その日は間もなく閉館時間だったので、自分で出来るようにと検索の仕方などを教えていただきました。

 

 

 

【注意点として】

とにかく、以前に同じものがなかったかどうか?を徹底的に調べ上げるようにと助言して下さいました。

折角お金と時間をかけて特許申請をしても、以前に同じものが存在していたら水泡と帰すからです。

 

*ここで調べ上げたものの中で、いくつかはメモを取るなりしておいた方が良いです。

というのも、特許願の中に【先行技術文献】の欄があり似たような先行技術を引き合いに出して自分の発明との対比(相違)をしなければならないからです。 また、そうすることによって『思いつきだけじゃなくて、ちゃんと以前の記録も調べ上げたんだな』と査定ポイントになるからです。

 

 

兎にも角にも、初日はそんな感じで終わっていきました。

 

 

つづく

 

 

その2を読む

 


 

素朴な疑問や、特許や実用新案、意匠や商標など特許庁については

特許庁ホームページ

〒100-8915 東京都千代田区霞が関3丁目4番3号 電話番号:03-3581-1101(代表)

*入館には身分証明書を提示して訪問票に記入。手荷物検査を経て入館票をいただいて入館できます。

 

特許や実用新案、意匠や商標などを検索するなら

特許情報プラットホーム

 

 

 

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Re-Bone Wallet が出来上がるまで