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【テジューとリング 2種類のリザードの違いを一つの財布で楽しめちゃう?】

 

小型の恐竜(The Little Dinosaurs)とも言われるトカゲは、爬虫類皮革の中でもポピュラーな素材として人気があり、独特の鱗模様は、幅広くハンドバッグや財布などの小物や靴から時計ベルトなど各種の製品に活かされていますが、現在主に流通しているトカゲは、リング(マーク)リザードとテジューです。

 

 

 

◆リング(マーク)リザード

商業名:Water Monitor
学名:Varanus salvator

その名の通り斑紋が並んでいるところからそう呼ばれていますが、この斑紋を活かしたタイプと斑紋を除去し、仕上げたタイプのものがあります。

生息地は、インドネシア、マレー半島、ベトナム、タイ、カンボジア、フィリピン、ミャンマー等、東南アジア一帯に分布します。

 

◆テジュー

商業名:Tegu
学名: Tupinambis teguixin

腹部の長方形をした鱗が他のトカゲに見られない、美しさがあります。

アメリカのカウボーイブーツなどにも使用されています。

生息地は、南アメリカ一帯です。

 

 

*左側2枚がリングリザードで、右側2枚がテジューです。

ひとことにトカゲといっても、その形状や表情の違いが写真からわかっていただけると思います。

艶を出したグレージング仕上げと、マット仕上げかによっても、その表情が違ってきます。

 

今回は、この2種類のトカゲを使ったラウンドファスナー長財布をご紹介させていただきます。

 

【Re-Bone original ラウンドファスナー長財布/テジュー・ブラウン】

 

アウターにテジューを一枚革で使用。

インナー収納部は全てリングリザードを使用しています。

2種類のリザードの特徴の違いから経年変化をお楽しみいただけます。

 

W/205 H/98 D/28 (mm)名刺入れ12枚 ポケット3ヶ ファスナー付小銭入れ

 

エキゾティックレザーのもつ天然の美しさをお楽しみ下さい。

 

 

太めのシルバーファスナーの引手部分にもテジューを使用しています。

 

2種類のトカゲの表情の違いをお楽しみいただけたら幸いです。

 

 

 

【Re-Bone original ラウンドファスナー長財布/テジュー・ブラウン】

ショップページはコチラ

 

 

 

 

 

 

 

【財布で‘武将’???どんな財布なの?】

きっかけは、ラウンドファスナーのお財布ってファスナーを開けないと小銭の出し入れができないんだな~。

 

なんて思っていた時に、ファスナーを開けなくても小銭の出し入れができるラウンド財布があったら良いな…でした。

 

早速、イメージを描いて職人さんに見せて職人さんの意見も聞きながら試作を作っていただきました。

 

エナメル素材で作っていただいたのですが、これがまたとても恰好良かったので、同じ素材もアリだな!と思いましたが、今回はエキゾティックレザーを使った‘メイドイン・東京の和財布’ それも傾奇者をイメージした‘武将’なので、グッとこらえて、和財布・武将でいくことにしました。

 

 

アウターを別の素材にして、インナーをエキゾティックレザーなんていうのもアリなのかな?

そんな風に思わせてくれたプロトタイプ(サンプル)になりました。

 

 

‘武将’は‘エキゾティックレザーを使った和財布’から派生したものです。

エキゾティックレザーを使った和財布があったら面白いな・・・そんな気持ちから、

2色のツートンカラーに金箔をほどこしたリングリザードと毛付革の組み合わせに始まり小銭入れ部分の菊模様の和柄へと続いていく中で、

‘和財布’で使用しているエクセラミックスファスナーではなくて、アンティークファスナーを使ってみたら、また違った表情になるのかな?

 

そんな気持ちから‘和財布’の中にひとつだけ、‘武将’なんていう名前の長財布を作ってみよう。でした。

イメージは戦国時代の‘傾奇者’・・・‘傾いたラウンドファスナー長財布’でした。

 

 

こちらが、エクセラミックスファスナーを使用した‘和財布’です。

 

 

高級感のある‘和財布’に仕上がったのではないでしょうか?

小銭入れ部分の菊模様の和柄に決定するまでに紆余曲折ありましたが、この柄に決めて良かったと思っております。

 

2色のツートンカラーのリングリザードと毛付革です。

 

 

そして、ほぼ同じ素材を使って製作された‘武将’がこちらになります。

 

 

‘和財布’と‘武将’の違いは

◆エクセラファスナーとアンティークファスナー

◆小銭入れ部分のホックが艶のある金ホックと艶消し金ホック

◆インナー一部にリングリザード使用とカロングマット茶を使用

 

 

 

◆写真左側が、‘’和財布 右側が‘武将’ になります。

ファスナーとホック、インナーの違いがおわかりいただけると思います。

 

以上で【財布で‘武将’???どんな財布なの?】でした。

 

最後までお付き合い下さいましてありがとうございました。

 

 

 

‘和財布ー武将’ のショップページはコチラ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エキゾティックレザーを使った‘和財布’?

 

‘エキゾティックレザーを使った和財布’

 

そんなお財布があったら面白いな・・・。

 

はじまりはそんな気持ちからでした。

 

 

2色のツートンカラーに金粉加工したリングリザードを見て、組み合わせ次第では‘和’っぽく見えるような気がしたので、毛付革と組み合わせてみました。

 

 

でも、この2つをどうやって組み合わせたら良いんだろう?

 

そんなことを考えていてフッと思い浮かんだのが、ラウンドファスナー長財布の小銭入れでした。

 

ラウンドファスナー長財布の小銭入れをファスナーを開け閉めしなくても、出し入れできたら使い勝手が良いんじゃないかな?・・・と。

 

そうだ!外側に小銭入れを付けちゃえば良いんだ!!・・でした。

 

早速デザインを考えて、職人さんの元へ行き、細かいアドバイスなどをして頂きながら、サンプル作りをお願いしました。

 

そうして出来上がったサンプルがこちらになります。

 

サンプルはエナメル素材で作っていただいたのですが、コレがまた恰好良くて、和財布じゃなくて現代的なお財布ほうが恰好良いんじゃないかな?

 

・・・とも思いましたが、今回のコンセプトはメイドイン・東京の‘和財布’だったので、誘惑を振り払って和財布でお願いすることにしました。

 

ただ、エナメルで作ったプロトタイプ(サンプル)もとっても恰好良かったので、今後は別素材でも考えていきたいと思っています。

 

 

 

‘和財布’を謳う以上リングリザードと毛付革だけでは足りないと思ったので、小銭入れ部分の裏地に和柄を使おうと近所の裏地素材のお店へ行って、和柄の生地を見せていただいたり、日暮里の生地屋さんへも行きましたが、最終的には近所の生地屋さんにあった表地用素材に決定しました。

 

ラウンドファスナータイプの長財布なので、蔵前にあるファスナー屋さんに出掛けて、悩んだ挙句に‘ファスナーの貴婦人’エクセラのこげ茶とゴールドのミックスタイプにしました。

 

 

そんなこんなで‘エキゾティックレザー和財布’が出来上がりましたが、小銭入れ部分の毛付革がスベリやすいので、職人さんも相当苦労されたようです。

 

 

 

最後までお付き合い下さいましてありがとうございました。

 

実は、この‘和財布’ですが、より渋くイメージしアンティークファスナーを使用した一点もの‘武将’も作ってみました。

 

戦国時代の傾奇者をイメージした長財布‘武将’については、また別のページでご紹介させていただきたいとおもいます。

 

 

 

和財布のショップページはコチラ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

‘カロング’ってこんな蛇

 

 

パイソンを代表とする蛇革ですが、その中でパイソンや水蛇などのようなウロコを持たない、

一見するとトカゲのような表情を持つ一風変わったカロングについて、簡単にではありますがご紹介をしたいと思います。

 

 

◆カロング

商業名:Karung Snake
学名:Acrochordus javanicus

 

ヤスリミズヘビとも言われ、淡水に住みその名の通りパイソンや水蛇などのような形状のウロコを持たない、一見するとトカゲと勘違いしてしまいそうな表情をもった蛇です。

大きさは、それぞれ個体差はありますがおおよその長さが80cm~150cmで、一番広い所で横幅15cm~30cm位までです。

 

特徴としては、伸縮性にも富みグリップが良く丈夫な事からゴルフ用の高級手袋などにも使われています。

Re-Bone では、数多くのお財布にアウター、インナーを問わず使用させていただいております。

 

その理由は先ず、‘蛇らしくない蛇’にあります。

今から数年前に、高級婦人靴メーカー様にカロングを数多く使っていただき、その理由を伺ったときにそのように仰られていたのがずっと自分の心の中に残っていました。

 

様々なエキゾティックレザーに日々ふれていると、初めて触れた時の衝撃や感想を忘れてしまいがちになりますが、そんな時に、その時のメーカー様が仰られていた言葉を思い出し、自分も‘蛇らしくない蛇ーカロング’を、なんとか世間の皆様にご紹介したい・・・そんな気持ちになりました。

 

 

エキゾティックレザーの中にも流行り廃れがあります。

一般的にはお客様の求めるもの=流行となると思うので当然であり必然だと考えます。

カロングに限ったことではありませんが、エキゾティックレザーを一人でも多くの方に知っていただきたいし、興味をもっていただきたい。

そうなれば幸いだとの想いはあります。

 

 

話しが脱線してしまいましたが、カロングを数多く使用しているもう一つの理由は控えめなところです。

何が控えめかと申しますと、その佇まい・・・とでも申しましょうか。

エキゾテイックレザーといわれるものは、個性的な表情をもったものが多いです。

その中にあってカロングは非常に控えめで、それでいて高級感を感じられる革です。

またインナーとしての使用にも非常に相性が良い革だと思います。

 

パイソンなどのようにウロコがめくれるなどといった心配もありませんし(とはいってもパイソンの革のウロコが剥がれてとれるなどということは先ずありませんのでご心配なく)、適度な凹凸によりグリップもよく程よい使い心地があります。

そんなカロングですが、パッと見気づかれないかと思いますが、近くでよーく見るとトカゲのような表面の粒々の中に線が入っているんです。

僕は、勝手にそれを‘ネコの目’なんて呼んじゃってますけど。

 

 

 

 

もしも皆様もカロングの商品を手に取って見る機会があったら、近くでよーっく見てみてください。

 

‘ネコの目’が見られるかもしれませんよ。

 


◆カロングを使用したお財布の一部をご紹介させていただきます。

Re-Bone special 長財布オールレザー

アウターとインナーにそれぞれ2色のカロングを使用し、裏地部分には高級牛サドルレザーを使用したオールレザーウォレット

・キャメル&チョコ

・チョコ&キャメル


Re-Bone original から

・ラウンドファスナー長財布/テジュー・ネイビーブルー

テジューを一枚革でアウターに使用し、インナー収納部にカロングマット黒を使用しております。


Re-Bone special 長財布/オールレザー

・カロング迷彩柄


その他

カロングをインナー収納部に全面使用し裏地として高級牛サドルレザーを使用している長財布オールレザー

◆長財布/オールレザー(ベロなし)のページはコチラ

◆長財布/オールレザー(ベロあり)のページはコチラ

 

 

 


 

 

今後の予定のひとつとして、オリジナルバッグの販売も視野にいれております。

 

その第一弾の素材として、“カロング”を考えております。

その理由は、伸縮性とオリジナル性と高級感とのバランスと何と言っても軽量なところです。

 

 

全面カロングを使用して製作したサンプルの重量は677g程でした。

 

 

カロングのネイビー(マット)をメインに、艶のホワイトを部分使いして製作。

ステッチの部分はキルティング加工にする予定です。

 

早くて年内、遅くても春までにはお目見え予定です。

 

 

持ち手部分は、マット黒に変更する予定です。

 

 

カロングのバッグ登場を楽しみにお待ちいただけると幸いです。

 

最後までお読み下さり、ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

03-5829-4024
土日祝日、年末年始は発送業務を休止させていただいております。

 

パイソンとパイソンのコラボレーション?

レディースタイプから、2色のパイソンを無双使いした長財布をいくつかご紹介させていただきます。

 

*無双とは、アウターからインナーまで同じ素材で作られたもののことを指しますが

今回は同一素材ながら、違う色のパイソンを使用して作られたものを紹介させていただきます。

 


黒マットパイソンをアウターに使用して、インナーには若干ベージュがかったマットパイソンを使用した2色のパイソンの長財布ブラック&ホワイトです。

 

インナー一部に使用している水蛇とポケット裏地のシャンタンイエローが綺麗なお財布です。

 

このお財布は、実はインナーに使用している水蛇を魅力的にみせたくて考えてみました。

 

 


続いては、先ほどと組み合わせを変えたホワイト&ブラックです。

インナーポケット部分のシャンタンモアレが綺麗なお財布です。

ホワイといっても、オフホワイトではなく、うっすらとベージュとグリーンが薄く入った様な色合いのパイソンを使用しています。

 

 

 

 


少しずつ?・・・派手な感じになっていきます。

ブラック&吟スリゴールドパイソンです。

派手ではありますが、インナーに使用している菊模様の和柄が、どこか‘和’っぽさを感じさせてくれるようでもあります。

 

 

 

吟スリゴールドパイソンと謳ってはいますが、実はこのインナーに使用しているパイソン

柄模様を残して黄色く染色したパイソンの上から、金箔をのせた後に表面を軽く擦って迷彩柄をのせて

それから更に表面を擦るといった5つもの工程を経ております。

ですので、表面部分に所々柄模様が見えたり、迷彩柄がうっすら顔を覗かせたり、谷部分には金箔が残っていたりと

様々な表情をお楽しみいただけるかと思います。

 

 


アウターとインナーを入れ替えた吟スリゴールド&ブラックパイソンです。

同じく、5つもの工程を経た表情豊かなパイソンをアウターに使用して

インナーには黒マットパイソンを使用しています。


アウターのパイソンを迷彩柄をのせたままのものを使用した迷彩柄ゴールド&ブラックパイソンです。

 

上記5つの工程を経る前の、4次工程(迷彩柄をのせて表面を擦る一歩手前)のパイソンをアウターに使用しました。

迷彩柄と金箔が何とも人目をひくような派手目な長財布です。

 


 

最後になりますが、こちらは通常の無双タイプの長財布になるのですが、

先ほどの5次工程を経たパイソンをアウターとインナーに使用したものになります。

 

 

こちらは2色使いではありませんが、何とも縁起がよさそうなお財布なのでご紹介させていたきました。

 

その名も、“寿” です。

 


 

以上、レディースタイプよりパイソン&パイソンをご紹介させていただきました。

 

最後までお付き合いくださいましてありがとうございました。

 

他にも黒マットパイソンの無双タイプや、オールリザードなどもご用意させていただいております

レディースタイプのショップページはコチラ